甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根は、登山口から山頂までほぼ南西方向に一直線に伸びています。
その地形的な特徴から、風向きが真西より少しでも南に入ってくれると、黒戸尾根の上部ではほぼ無風状態になることが多いです。大きなお山が風を遮ってくれるからだと思います。
逆に少しでも北に入るとモロに影響を受けます。
強風予想とのことで多数の直前キャンセルが出た七丈小屋の週末。
実際は黒戸尾根はほぼ無風で、頂上付近のみ風があったとのことでした。
結果として絶好の登頂日和でした。
強風予報なのになぜか風がない。
その理由にたどり着くまでには、それなりの労力と時間が必要でした。麓で天気予報と睨めっこしているだけでは得られないものです。
何が言いたいかと言うと、ABCで判断された情報だけでは、大切な一日を失う可能性があると言うことです。
僕の場合はさまざまな情報源のひとつとしてwindguruを愛用していますが、今日の風の傾向もピタリと当ててくれていました。
明日も快適に登れそうですね。
情報を得やすい世の中だからこそ、本当の意味で活かしたいですし、大荒れ予報ではない限りは、実際に行ってみて予報との違いや風の強さなどを体感することが大切だと思います。
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