大正から昭和にかけて製作されたとされる大型の木製カメラが群馬県高崎市の高崎市歴史民俗資料館に展示されています。
高崎市の上滝町にある歴史民俗資料館です。資料館の入り口に、今月から展示されているのは「アンソニー型スタジオ用カメラ」です。1870年に販売されたアメリカのアンソニー社のカメラを元に、大正から昭和初期にかけて製作されたとされています。木製のカメラですが大きな傷みもなくきれいな状態に保たれていて今でも撮影が可能だということです。
乾板と呼ばれるガラスで作られたフィルムの表と裏に1回ずつ写真を焼き付けることが出来ます。アンソニー社のカメラは発売当時、写真館で使われるプロ用木製カメラの代名詞とされ、その技術を忠実に再現しています。
このカメラは高崎市歴史民俗資料館に常設され、大型カメラの存在を知らない世代にもその歴史を伝えていきます。
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