コロナの影響で、
あなたの会社が、今日、急に倒産することになりました。
あなたは、どうします？
ほとんどの人は、何も対策、対応を考えていないでしょう。
だから、どうしていいかわからず、パニックに陥る。
結局、どうしょうもない。
何の準備もないから、再就職もうまくいかない。
過剰なストレスでうつになる。
場合によっては、「自殺」する人もいるでしょう。
日本人に危機管理という発想はほとんどありません。
「今日、あなたの会社がなくなったらどうする？」
に関して、対処法を３つほど即答できる人は、
危機管理能力の高い人です。
しかし、
そんな人は滅多にいないでしょう。
自分の会社がなくなったらどうする？
私の答えは、明解です。
サラリーマンの頃から、副業をしておきましょう。
３万円でも、５万円でもいいので、
副業収入を得られるようにしておきましょう。
会社がなくなったら、
自由な時間を副業に全て投入すればいい。
スキマ時間の副業で、５万円稼げるようになっていれば、
フルタイムで行えば、それが４倍になるとすれば、
２０万円以上の収入が得られる。
最低限の生活には困らない収入は得られます。
頑張り次第では、さらに高収入も期待できます。
という話を
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』 （ダイヤモンド社）
https://amzn.to/2Oikzat
にも書いているし、
動画でも何度か話していますが、
極めて評判が悪いです。
「自分の会社は、副業が禁止されているので、そんなことは無理」
「それは、樺沢だからできること。普通の人には無理」
「忙しくて、副業なんか無理」
まあ、副業したくないのならしなくても良いのですが、
では、
「今日、あなたの会社がなくなったらどうする？」
の答えを持っていますか？
ないとするならば、
あなたは確実に路頭に迷います。
もし、コロナ禍で大量倒産が起った場合、
つまり１００万人以上の失業者が出るようなことがおきたら、
次の仕事を見つけることは、極めて困難でしょう。
あなたが、会社でもトップレベルの極めて優秀な人材であるとか、
特別な資格を持っているとか、であれば別でしょうが・・・。
今日、会社が潰れた時の対処法を３つ言えなかった人は、
『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる!』
（石川和男著、明日香出版社）
を読むべきです。
仮にコロナ危機を乗り越えたとしても、
これからの１０年は、
ＡＩ（人工知能）の時代に突入していきます。
そこで淘汰される会社が、たくさん出てくることは、
多くの専門家が予想していることで、避けようのない事実です。
あなたの会社が、
「絶対に大丈夫」とは、絶対に言えないのです。
「今日、あなたの会社がなくなったらどうする？」
という問いに、
精神科医であり、サラリーマン経験のない私が、
どれだけ真剣に答えたとしても、
サラリーマンのみなさんには響かないのです。
しかしながら、もと
建設会社勤務のサラリーマンで、
そこから「今の自分を何とかしよう」と一念発起し、
空くの時間に必死に勉強し、
何年もかけて税理士の資格をとり、
現在、サラリーマンの仕事を続けながら
「税理士の仕事」「セミナー講師」「大学講師」「著者の仕事」など
「複業」によって、活躍している。
石川和男さんの話だとどうでしょう？
極めて「リアリティ」があり、
圧倒的な「説得力」があるのです。
石川さんのワークスタイルは、「複業」です。
そして、多くのサラリーマンにとっては、
「副業」や「起業」よりも
「複業」（資格などで複数のキャリアを積み上げる）方が、
マインドにマッチする。
イメージしやすく、受け入れやすい方法と言えるでしょう。
本書に書かれている内容は、
突飛なことは何一つ無く、非常に堅実であり、
実行すれば、間違いなく効果のあることばかりです。
第４章のタイトルにもなっている
"「勉強」が道をひらく"というのは、とても共感します。
結局のところ、「勉強」「学び」によってしか、
道は切り開かれない。
電車の中で「スマホでゲームしている人」と「読書している人」
とでは、会社をクビになったときの、対応力が
圧倒的に違ってきます。
「今日、あなたの会社がなくなったらどうする？」
この問いは､極めて重要なので、
絶対に、
自分なりの答えを見つけておいた方がいいです。
そして、本書は、
会社をクビになっても困らない「準備」について、
極めて詳細なノウハウを提供しています。
転ばぬ先の杖として、
多くのサラリーマンに読んで欲しい１冊です。
